萼片が花弁のような花、ムニンセンニンソウ

概要

’21/9月下旬、山地のあちこちで、

ムニンセンニンソウ（キンポウゲ科・固有種）の花を見かけます。

夜明・湾岸道路一周での自生植物（9）ムニンセンニンソウ

’21/9月初旬、内地に出張したとき、

千葉・東京ではセンニンソウの花をあちこちで見ました。

とても似ていますが、

内地のセンニンソウの方が花数が多く、やや小ぶりな印象を受けました。

本種は目立つ白花です。

花弁のように見えるのは萼片です。

花の後ろから見ると、それがよく分かります。

白いのが花弁だったら、後ろに萼片があるはずですからね。

白いのが萼片だから、その後ろには何もありません。

実際の様子

多数の花をつけます。

花冠は4裂の萼片、

おしべとめしべがそれぞれ多数です。

花を後ろから見ると、

白いのが萼片ゆえ、何もありません。

葉は羽状複葉で、小葉は3ー5。

一番先端部の葉は3出になっていることが多いです。

葉の形は先の尖った卵形で、葉の表面は5脈が目立ちます。

見るには？ツアーでは？

花が盛りの時期には

夜明道路沿いなどで、各所で白花が目立つのですぐわかります。

つる性のため、他の樹上にからんで、そこに花をつけます。

ツアーではおもに森歩きで紹介しています。

景観ツアーで紹介することも可能ですので、リクエストしてください。