小笠原マルベリー

ムニンハマウド(植栽株)開花(’22/2月初旬)


 

概要

 

’22/2月初旬、

植栽のムニンハマウド(セリ科。固有種)が開花しています。

 

ムニンハマウドの花・・白の小花が半球状に

 

場所は

お祭り広場のおもてなし花壇です。

3つの花壇の1つに、1株だけ植栽されています。

 

植栽株は

他に大神山公園ヒメツバキの谷近くにもあります。

 

本種は海岸性の草本ですが、

父島ではノヤギなど食害を受けています。

そのため、自生地がかなり少なめです、

 

小港では自生種がありますが、

花をつける個体があまりありません。

 

母島では

北港などで、群生地を見ることができます。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

小さなおもてなし花壇3つ

 

ムニンハマウドがある花壇

 

 

半球状の複散形花序から小花が多数ついています

 

雄性期の花

花には、花弁やおしべのある雄性期と

めしべだけになる雌性期があります。

 

花は白、5弁で、

おしべ5、めしべの花柱・柱頭2です。

めしべ基部には柱下体2があります

 

 

葉の形は先のとがった長楕円形。

縁には鈍鋸歯があります。

先端の頂小葉は3-5裂します。

 

 

 

 

見るには?

 

父島では小港や宮之浜で生えています。

(宮之浜で出て来ない年もあります)

ご自分で行ける場所です。

 

景観ツアーでご紹介したりします。

 

 

植栽は大神山公園にあります。

ヒメツバキの谷付近、お祭り広場・おもてなし花壇など。

こちらはも花をつけます。

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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