ベンジャミン・フランクリン「十三徳」
目次
概要
ベンジャミン・フランクリンは
1700年代に、多方面の分野で活躍した人です。
フランクリンは、
1706年生まれで、1790年・84歳で生涯を終えています。
科学の分野、政治の分野ともに、
大きな功績を残しています。
フランクリンの生涯は
本人が「フランクリン自伝」を執筆しています。
フランクリン自伝 – 岩波書店 (iwanami.co.jp)
この自伝は50歳ころまでが記述されています。
フランクリンが25歳の時に定めたのが
この「十三徳」です。
自らの信念をまとめたものだそうです。
1700年代に書かれたものですが、
今の時代でも通用するようなことばかり。
十三徳
節制:
飽くほど食うなかれ。
酔うまで飲むなかれ。
沈黙:
自他に益なきことを語るなかれ。
駄弁を弄するなかれ。
規律:
物はすべて所を定めて置くべし。
仕事はすべて時を定めてなすべし。
決断:
なすべきをなさんと決心すべし。
決心したることは必ず実行すべし。
節約:
自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。
すなわち、浪費するなかれ。
勤勉:
時間を空費するなかれ。
つねに何か益あることに従うべし。
無用の行いはすべて断つべし。
誠実:
詐りを用いて人を害するなかれ。
心事は無邪気に公正に保つべし。
口に出ですこともまた然るべし。
正義:
他人の利益を傷つけ、
あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
中庸:
極端を避くべし。
たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、
激怒を慎むべし。
清潔:
身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
平静:
小事、日常茶飯事、
または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
純潔:
性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、
これに耽(ふけ)りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、
または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
謙譲:
イエスおよびソクラテスに見習うべし。
参考:資料岩波文庫など「フランクリン自伝」 など
参考
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