小笠原マルベリー

長崎県佐世保市・無窮洞(2019年訪問・再編集)


 

 

概要

 

2019年5月、

長崎県佐世保市にある無窮洞を訪問。

*読みは「 むきゅうどう」

無窮洞 | 観光スポット | 【公式】佐世保・小値賀 観光/

無窮洞(トンボなし) (sasebo.lg.jp)

1374715308.pdf (pref.nagasaki.jp)

 

ここは、戦時中、

宮村国民学校の防空壕として手掘りで掘られたものです。

 

岩質は凝塊角礫岩で、

さわった感じ、柔らかめの感じがしました。

それゆえ、

手掘りでもなんとかなったんでしょう。

 

主洞は5×19M、副洞は3×15Mで、

高さも十分あります。

 

600人が収容できたようです。

ただ、本当にそれだけ入ると、

ぎゅうぎゅう詰めだったのではと想像します。

 

床は水路の溝が切ってあって、

床板があったようです。

岩盤から水がしみ出してくるのだろうと

想像します。

 

内部の教壇やかまどなどの設備も、

上手く岩を削りだして作ってあります。

これは見事です。

 

戦跡ではありますが、

芸術作品といっていいぐらいかと思います。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

説明板

 

入口(敢闘門)と碑「宮村学校教育発祥之地」

 

 

主洞と奥の教壇

 

主洞 教壇

 

主洞  水飲場

 

副洞

 

壕の奥にある調理台

 

壕の奥にあるかまど

 

避難道 (閉鎖)

 

主洞に展示の工具

 

 

 

 

 

参考

 

国内各地の戦跡

 

小笠原・父島の戦跡

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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