萼片が花弁のようなツルナの花
目次
概要
常緑多年草のツルナ(ハマミズナ科・広域分布種)。
海岸の砂地に群生してはうように生えています。
本種は食用利用もされています。
ツルナ/蔓菜/つるな/ハマヂシャ:旬の野菜百科 (foodslink.jp)
春先から、
葉腋(葉のつけね)に、黄色の小花をつけます。
花は萼片が花弁のように見えています。
花が見られる時期はかなり長いです。
本種は
父島の海岸で各所に見られます。
ただし、グンバイヒルガオやハマゴウみたいに、
どこでも見られるというほどでもありません。
小笠原での分布は父島と母島。
浜辺の植物で、この2島だけの分布というのは、
食用とのからみで人為が影響しているかもしれません。
小笠原に自生するハマミズナ科植物は
本種とミルスベリヒユの2種です。
どちらも広域分布種。
和名
ツルナは「蔓菜」です。
茎がつる状にのび、
食用になる草(菜)ということからですね。
実際の様子
地面を這うように群生して生えています。
葉腋に黄色の小花をつけます。
花弁がなく
萼片が花弁のように見えています。
萼片の内側が黄色で、萼片は4-5裂しています。
写真は5裂です。
おしべ、めしべ花柱の数はかなり変異があるようです。
一般的にはおしべ9-16、めしべ花柱は4-5程度。
この写真のものはおしべ20以上あるように見えます。
めしべも花柱は7本あるように見えます。
葉は互生、形は卵状三角形
葉の両面に毛がついています。
見るには?
海岸の各所で見られます。
目立たない植物なので、
あまり積極的に紹介はしていまsせん。
見たい方はリクエストしてください。
景観ツアーや森歩きで紹介することができます。
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