夜明・湾岸道路での自生植物(74)ヒバゴケ
目次
はじめに
夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は
90種類ほどあります。
1種類ずつ、
特徴や見られる場所を紹介していきます。
島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
(74)ヒバゴケ(シダ・イワヒバ科・広域分布種)
ヒバゴケ(イワヒバ科・広域分布種)は
常緑で地上性、へばりつくように生えるシダ。
主茎が長く匍匐し、
担根体や側枝が分岐する。
担根体は
一般的には根に相当する役割をする部分。
父島では
山中の崖地、土手などにわりとふつうに見られる。
シダだが、
和名の通り、コケのようにも見える。
このルート沿いでは、
夜明道路沿い(旭平~中央山)の崖地、土手に生える。
小笠原での分布は父島列島、母島など。
国内の分布は他になく、
海外ではフィリピン、台湾に分布する。
小笠原で、
シダ・イワヒバ科は2種しかない。
本種とイワヒバである。
和名
ヒバゴケは「檜葉苔」です。
側枝の葉がヒノキの葉に似ている、
コケ(のようなシダ)ということ。
実際の様子
夜明山付近の崖地に生える様子
初寝線歩道入口付近の土手に生える様子
主茎が長くのび、多数分枝する
同上
側枝の葉はニ形性
腹葉は両側に1つずつ、背要は中央部に2列
杉並の自然学/シダ植物/イワヒバ科/イワヒバ属 (coocan.jp)
多様性センター学習園の花 (tokyo-park.or.jp)
側枝から胞子嚢穂(黄色)をつける
胞子嚢穂をつける胞子葉もニ形性
腹葉側と背葉側につくのがある
同上 拡大
見るには?
山地の方のルート沿いで生えている。
また道路沿いでも見られる。
各種ツアーでご紹介できる。
興味を持つ人は少ないので、
あまり紹介していない。
興味のある人はリクエストを願う。
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