父島、母島、聟島列島などで見かけるタイワンイチビ
目次
概要
’23/2/5、
ボランティア活動で西島に行った。
その時に、内陸部で、
タイワンイチビ(アオイ科・外来種)を見つけた。
見つけたのは1株のみ。
花のつぼみと、果実(蒴果)が見られた。
多年草であるが、時に低木状になる。
本種の分布は
父島、聟島列島、母島属島などのようである。
父島のルートではそれほど見ない。
以前、
ジョンビーチルート沿いで数か所は見たことがある。
そんな程度である。
国内では
南西諸島などに分布。
和名
タイワンイチビは「台湾青麻(台湾莔麻)」と書く。
イチビの語源ははっきりしないようだ。
タイワンとつくが
台湾で発見とか、原産地でもなさそう。
広く南方系という意味合いだろう。
生えている様子
生えている様子
低木状ないしは多年草
葉の形は心形が多い
葉の縁には鈍鋸歯がある
葉の表面はビロード状、裏面には柔毛が密生する
花の部分
きちんと開花していない状態
開花した状態
直径2㎝ほどの黄色の5弁花
黄色5弁花、おしべ多数、めしべ多数
おしべは先端に黄色の葯
めしべは先端に白っぽい柱頭
朔果(さくか)
10数個の分果となっている
見るには
父島の観光ルートではほとんど見ない。
以前は
ジョンビーチルート沿いにわずかにあった。
という状況なので、
ツアーなどで紹介することはまずない。
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