小笠原マルベリー

雌雄異株で常緑高木性のアカギ


 

 

概要

 

雌雄異株で

常緑高木性のアカギ(コミカンソウ科・外来種)。

アカギ – Wikipedia

 

小笠原では

明治時代に導入された外来種である。

そのため、

巨木に相当するぐらい成長したものも現存する。

 

<幹回り5m以上ありそうな個体>

 

父島、弟島、母島などに分布する。

 

母島では

純林になるぐらい繁茂しているところもある。

 

父島ではまだそこまでいかないが、

群生しているところはある。

かつて連珠谷や夜明山には植栽したようだ。

たしかにそのあたりは多いところがある。

 

雌雄は普段は分からない。

2-3月ごろ花期を迎えるので、

花を見ると、一目瞭然。

 

花弁がない花(萼片はある)で、

雄株はおしべ、雌株はめしべが目立つ。

 

葉にも特徴があって、3出複葉である。

小笠原の植物では

3出複葉の種はかなり少ない。

 

小笠原では、

アカギも含めて、コミカンソウ科の自生種はない。

 

 

 

 

 

 

 

和名

 

アカギは「赤木」と書く。

 

まさに赤い木という意味である。

材が赤味を帯びるからである。

 

 

 

 

 

 

生えている様子

 

 

赤味を帯びた幹

 

 

同上 拡大

 

 

樹形

 

新緑の時期

 

 

葉は互生で3出複葉

 

葉はつやがあり、形は卵形

 

縁には鋸歯がある

 

雄株の花(雄花)

 

 

 

同上 近景

 

雄花は萼片5、おしべ5

 

同上 拡大

 

雌株の花(雌花)

 

萼片5(萼片5はすぐ落ちる)、めしべ1(花柱3裂)

 

子房の先で花柱3裂

 

同上 拡大

 

 

実生の発芽直後

 

カイワレ大根のようで、このころなら簡単に抜ける

親木のアカギで暗いので、ほとんどは枯れてしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

島内各所で見られる。

 

ツアーでは特に紹介はしていない。

興味のある方はお知らせいただきたい。

 

あちこちにあるので、

各種ツアーで紹介できる。

 

全ツアーメニュー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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