小笠原マルベリー

夜明・湾岸道路での自生植物(77)ケホシダ


 

 

はじめに

 

夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は

90種類ほどあります。

1種類ずつ、

特徴や見られる場所を紹介していきます。

 

島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

 

 

 

 

(77)ケホシダ(シダ・ヒメシダ科・広域分布種)

 

常緑で地上性の

ケホシダ(ヒメシダ科・広域分布種)。

 

小笠原諸島固有植物ガイドでは

外来種扱いである。

分布が各島に幅広いので、

ここでは広域分布種とする。

 

「小笠原諸島 固有植物ガイド」(豊田武司)

 

 

根茎が横走しているため、

普通、群生して生えている。

 

葉柄・葉身合わせて1-1.5mほど。

 

父島でごく普通に見られるシダ。

 

和名の通り、表面に毛があるので、

触るとふわふわしてすぐわかる。

毛があるために、

葉の表面のつやがほぼない。

 

このルート沿いでは、

夜明道路沿いなどで見られる。

 

小笠原での分布は

父島列島、母島、火山列島など。

 

小笠原で、

同じヒメシダ科には、オオホシダもある。

やや似るが、

大きさや毛のありなしで区別できる。

 

父島、弟島、母島に分布するオオホシダ

 

 

 

 

 

和名

 

ケホシダは「毛穂羊歯」です。

 

毛のあるホシダの意味である。

ホシダ – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

群生して生える様子

 

根茎が横走している

 

葉身・葉柄合わせて1.1.5mほど

 

葉は2回羽状中裂あるいは深裂(単羽状とするものもあり)

 

表面  毛がある

 

裏面 毛がある

 

穂先が長め

 

 

胞子嚢群(ソーラス)は

中肋近くの両側(葉の切れ込んだあたり)につく

それぞれ2つずつ1列に並ぶ

 

2つずつ並んだ部分は

裂片の切込みをはさんで1つずつ

 

 

 

 

 

 

見るには

 

山地の方で普通に生えている。

 

あまり紹介はしないが、

ほとんどのツアーで紹介できる。

 

興味のある方はお知らせいただきたい。

 

全ツアーメニュー

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP