小笠原マルベリー

「ドルジェル伯の舞踏会」(レーモン・ラディゲ、渋谷豊訳)


 

 

目次

概要

 

1924年発行、

「ドルジェル伯の舞踏会」(レーモン・ラディゲ、渋谷豊訳)。

ドルジェル伯の舞踏会 – 光文社古典新訳文庫 (kotensinyaku.jp)

ドルジェル伯の舞踏会 – Wikipedia

 

 

ラディゲは早世したので、

2作しか著作をのこしていない。

著作のもう1作は「肉体の悪魔」。

レーモン・ラディゲ – Wikipedia

 

「肉体の悪魔」(レーモン・ラディゲ)

 

本作品はラディゲの死後発行されている。

世に出たのは他者により、公正・編集されたものだ。

だが、より原文に近いものも残されている。

 

この訳本は原文に近いものからのようだ。

 

本文は250ページほどの文章で、

一日もかからず十分読める。

 

100年ほど前のフランスの社交界が舞台で、

そのころの貴族社会の様子もよくわかる。

 

 

 

 

 

 

内容

 

不倫の話といえるかどうかは微妙なところ。

ほとん実行には至っていない。

不倫となる間柄だが、プラトニックな関係に近い。

 

独身の男性(フランソワ)が惹かれた女性は

ドルジェ伯の夫人・マオ。

ドルジェ伯はタイトルにもなっている。

 

フランソワやマオの心の動き・葛藤が

よく描かれている。

現代人なら、

読んでいてじれったく感じる部分もあろう。

 

物語では

マオが最後に吹っ切れた形となっている。

ただし、

その後の行動は余韻を残すのみで、想像するしかない。

 

書かれていない、

その後の結末はどうなっているんだろうか?

 

 

 

 

 

参考

 

「肉体の悪魔」(レーモン・ラディゲ)

 

図書 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP