小笠原マルベリー

「帝国海軍と艦内神社」(久野潤)


 

 

概要

 

2014年発行、

「帝国海軍と艦内神社」(久野潤)。

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帝国海軍と艦内神社――神々にまもられた日本の海 

帝国海軍と艦内神社 / 久野 潤 – 紀伊國屋書店ウェブストア

 

著者は艦内神社の専門というわけではない。

あるきっかけから色々調べられたようだ。

久野潤 – Wikipedia

 

僕も

艦内神社にそれほど興味があったわけではない。

 

読むきっかけは、

ブログで軍艦那珂の記事を書いてから。

 

茨城県大洗町「軍艦那珂忠魂碑」(’16年訪問)

 

軍艦那珂の艦内神社は、

大洗磯前神社から分霊された神社であった。

それゆえ、

軍艦那珂鎮魂碑も同神社に建立されている。

 

そういう事例から、興味をもって検索して、

購入したのが本書であった。

 

僕は戦跡を多く訪ねているが、

これからは艦内神社も訪ねてみたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

目次と内容

 

第1章 

日本人にとっての神道と海の神

 

第2章 

日清・日露戦争における艦内神社前史

 

第3章 

艦内神社の時代

 

第4章 

艦内神社の分霊元を訪ねて

 

第5章 

神々にまもられた帝国海軍の敗戦と戦後

---

 

前半は、神道と海の神の関係から始まり、

艦内神社が祀られるようになった経緯などが、

述べられている。

 

第4章では艦内神社の解説であるが

多くの船が紹介されかなり長い。

もちろん那珂も記載がある。

 

本書では球磨は不明となっているが、

本書発行以降に、

湯前町の市房山神宮 里宮神社とわかった。

市房山神宮下宮(里宮神社) | 人吉球磨ガイド

市房山神宮 里宮神社 | 市房山神宮 里宮神社(下宮

 

 

 

 

 

 

 

政教分離

 

戦後は政教分離ということがある。

 

行政(国や自治体)が絡む公的な船は

表立っては艦内神社は祀れないのかもしれない。

 

しかし、

昔から、船は神棚を祀ることが多い。

 

公的な船であっても、

艦内神社があってもいいかと思っている。

(異論のある方もあろうかとは思う)

 

個人的には

国民もこういうことに寛容であってほしいと思う。

 

もちろん多額の出費は非難されるべきだが、

乗組員の出費だけで賄うのも違う気がしている。

(実態は知らないが)

 

 

 

 

 

 

参考

 

乗り物(船主体)関連

 

国内各地の戦跡

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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