小笠原マルベリー

シンテッポウユリ開花中(’23/7月中旬)


 

概要

 

’23/7月中旬、

シンテッポウユリ(ユリ科・外来種)が花盛り。

 

シンテッポウユリの花

 

場所は小笠原神社周辺。

例年、夏ごろに同様に咲く場所だ。

 

神社に上る坂道の脇が開けた草地になっていて、

そこが開花している場所。

 

歩いていてすぐ気がつくぐらい、

多く開花している。

 

シンテッポウユリは

他の場所でも野生化している。

 

まだタカサゴユリの開花は見ていないが、

それもそろそろだろう。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

日当たりのいい草地に群生して開花中

 

草丈は1mほど

葉がかなり細い

 

白花で、大きな花被片6(花弁と萼片3ずつ)、

おしべ6,めしべ1(柱頭3裂)

 

花冠の外側に赤いラインはない

タカサゴユリはある

 

 

 

 

 

3種の比較

 

小笠原では似た仲間には

本種、テッポウユリ、タカサゴユリ3種あります。

タカサゴユリとテッポウユリの交雑種が

シンテッポウユリです。

いずれもが外来種です。

 

テッポウユリだけ花の時期が5月頃です。

シンテッポウユリとタカサゴよりは

7月頃です。

 

テッポウユリに比べ、

シンテッポウユリとタカサゴユリは葉が細いです。

 

シンとタカサゴの2種の違いは、

花被片の外側の赤いラインの有無ぐらいしかありません。

シンテッポウユリには赤いラインがありません。

 

 

  テッポウユリ タカサゴユリ シンテッポウユリ
小笠原の花期 5月ごろ 7月ごろ 7月ごろ
葉の太さ

細目で

ややふくらみ

細く線状に近い 細く線状に近い
草丈 0.5-1m 1-1.5m 1-1.5m
花被片外側 白、赤い線

 

 

 

 

 

見るには

 

花期には

複数の道端で見ることがある。

 

 

小笠原神社付近は

扇浦からすぐ山側にある(納涼山)。

 

花が咲いていれば、

各種ツアー中にも紹介している。

 

 

 

 

 

 

参考

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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