「忍びの国」(和田竜)
目次
概要
2008年発行、
「忍びの国」(和田竜)。
和田竜 『忍びの国』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
本書は
のちに映画化もされている。
忍びの国 : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)
著者の和田竜(わだ りょう)氏は
「のぼうの城」「村上海賊の娘」なども書いている。
実は
本書で初めて和田氏の著作を読むことになった。
内容
タイトルから想像できると思うが、
舞台は伊賀。
時代は天正伊賀の乱のころ。
第一次と第二次があるが、メインは第一次の時代。
第二次は終章でわずかに出る程度。
織田信雄率いる伊勢の攻めに対して、
守る伊賀との戦い。
第一次は伊賀が守りきり、第二次で伊賀は敗れる。
伊賀の気質もよく表現されている。
主人公は
伊賀一の忍者とされる無門。
無門の生き様が描かれている。
ただし、出てくるのは2章から。
無門は、忍者の技と、妻への対応が、
かなり対照的に描かれている。
尋常なる人と普通の人という感じである。
無門の忍者としてのすさまじい技は
文章でもよくわかる。
映画化にあたってはどう表現したか
気になるものだ。
現代は映像も様々な技があるから、
そういうのを駆使したのであろうか。
参考
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