小笠原マルベリー

「国盗り物語(一)~(四)」(司馬遼太郎)


 

 

概要

 

1966年発行、

「国盗り物語 (一)~(四)」(司馬遼太郎)。

司馬遼太郎 『国盗り物語〔一〕』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)

国盗り物語 – Wikipedia

 

本書は斎藤道三から織田信長へと続く物語。

1~3途中までは斎藤道三、3途中~4は織田信長が主役。

3途中~4では明智光秀が準主役級。

 

斎藤道三の生涯をあまり知らなかったので、

特に前半2巻が、新鮮で、とても面白かったです。

 

下剋上を絵に描いたような人物ですが、

読んでいると、ととてもいい人に見えました。

 

これは司馬の文才なのでしょうか、

道三の真実の生きざまなのでしょうか?

 

後半2巻は信長なので、

生きざまはよく知っているので、

面白みは前半ほどではなかったです。

 

ただ、光秀の視点から、

光秀が信長をどう見ているかも描いていました。

それが最後に本能寺に結びつきます。

 

 

 

 

 

 

道三・信長・光秀

 

 

齋藤道三は

油売りの商人からの成り上がりというのは有名です。

斎藤道三 – Wikipedia

 

しかし、油売りといっても、

京都でトップクラスの豪商だったのですね。

 

道三の娘・濃姫(帰蝶)を娶ったのが信長、

濃姫のいとこが明智光秀。

濃姫 – Wikipedia

 

道三は、信長、光秀ともに、

目をかけていました。

 

 

 

 

 

 

内容

 

斎藤道三は

何度も名前を変えています。

 

物語は

道三が僧門から還俗して浪人になっているところから。

 

そこで、油売り商人とかかわりを持ち、

さらに主となります。

 

その後、美濃に出て、武士となり、

国盗りを進めていきます。

 

美濃をおさめ、領主を息子にゆずりますが、

のちに戦いになり、道三は討死します。

 

そこからは信長の人生。

 

苦境に立つ戦いもあり、運も味方しながら、

領地を広げていきます。

 

しかし、本能寺の変で、

彼の人生も終わってしまいます。

 

物語は、

その先、光秀が討たれるまでです。

 

 

 

 

 

 

参考

 

司馬遼太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

「信長の原理  上・下」(垣根涼介)

 

「光秀の定理」(垣根涼介)

 

岐阜県・岐阜城(’21/5月再訪)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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