小笠原マルベリー

「インタープリターズ・ガイドブック」日本語訳(山本風音・訳、山本幹彦・監訳)


 

 

概要

 

’23/8月発行、

「インタープリターズ・ガイドブック」日本語訳

(山本風音・訳、山本幹彦・監訳)。

*山本風音・・やまもとかざね

Home | Interpreter’s Guidebook (learningoutdooredu.wixsite.com)

 

本書は

1994年第3版の改訂版で第4版となる。

第3版は

「インタープリテーション入門」として出版。

発行書籍 | JEEF 公益社団法人日本環境教育フォーラム

 

第4版は第3版より100ページ以上増えている。

 

監訳者によると、

「意味を中心としたインタープリテーション」

というアイデアが加えられたのが大きな違い。

 

インタープリターだけでなく、

ガイドにも参考になる本である。

 

 

 

 

 

 

目次

第1章   インタープリテーションのルーツ

 

第2章   意味を中心としたインタープリテーション

 

第3章   テーマに沿ったプログラムを計画する

 

第4章   コミュニケーションを成功させる鍵

 

第5章   クリエイティブな伝え方のテクニック

 

第6章   インタープリテーションのトーク

 

第7章   ガイドウォーク&ガイドツアー

第8章   自発的なインタープリテーション

 

第9章   子どもを対象にしたインタープリテーション

 

第10章   フィードバックを集める

 

 

 

 

 

 

読んでみて

 

僕はガイドを生業としているので、

実感としてとらえやすい内容となっている。

「第7章   ガイドウォーク&ガイドツアー」は、

まさに自分の仕事の範疇だ。

 

普段のガイドでの、

つかみ、つなぎ、本体、まとめの意識は、

つかみとまとめはやや薄いかと思っている。

 

読みながら付箋が多くついたのは、

2,3,6章だった。

 

第2章   意味を中心としたインタープリテーション

第3章   テーマに沿ったプログラムを計画する

第6章   インタープリテーションのトーク

 

訳本なので、

事例がアメリカのものとなっている。

欲を言えば、

日本人に分かりやすい日本の事例だとなおありがたい。

第1章の歴史関連も、

日本の歴史のことも入れてほしい。

(そこまですると訳本ではなくなるだろうが)

 

 

 

 

 

 

余談:監訳者について

 

訳者と監訳者は親子である。

(序文に説明あり)

(幹彦さんが父親、風音さんが息子)

Facebook

実績と活動紹介 | website (tectec-ee.wixsite.com)

 

監訳者・山本幹彦氏とは、

講師と受講生という関係で、

何度か学ばせていただいたことがある。

 

もちろん環境教育系の講習会である。

たしかプロジェクト・ワイルドだったと思う。

Project WILD | 気づきから理解へ、 理解から責任ある行動へ。

 

その時の印象は

とても穏やかな人だなというものだった。

 

もう20年ぐらい前の話だ。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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