小笠原マルベリー

ムニンタイトゴメ開花確認(’23/11月中旬)


 

概要

 

’23/11月中旬、

ムニンタイトゴメ(ベンケイソウ科・固有種)開花確認。

 

岩場でひっそりと咲くムニンタイトゴメ

 

最初に開花を見たのは旭山南峰で、昨年と同じ。

ただし、時期は昨年より半月ほど早め。

開花が早い理由は分からない。

 

ムニンタイトゴメ開花確認(’22/12/7)

 

この場所は、

岩場に点在して何個体か生えている。

開花個体は1株だけで、

つぼみは他の個体でも見られた。

まだつぼみすらない個体もあった。

 

父島の他の自生地は

開花時期がもう少しあとのことが多い。

 

他の島の開花時期は

あまり見ていないので、よくわからない。

 

旭山南峰では

ぱっと見が似ている、カタバミも咲いている。

両種とも花は5弁で黄色。

 

ムニンタイトゴメを見たことがない人は、

見間違うこともあるかもしれない。

 

 

 

 

現地の様子

 

 

生えている場所

岩場に点在して自生

 

開花個体

同上 近景

 

花は黄色5弁、おしべ10,めしべは5心皮

 

未開花の個体1

 

未開花個体2

 

未開花個体3

 

 

同じようなところに生えるカタバミ

 

カタバミの花

 

 

 

 

 

見るには?

 

父島では

旭山南峰と初寝山が見やすい場所。

 

旭山歩道・・幕末に日章旗を立てた山(ふらふ山)

 

東平&初寝山(森歩き)

 

旭山南峰は12月ごろから、初寝山は翌1‐2月からと、

花期が少しずれている。

 

旭山南峰は自由に歩けるルートだが、

初寝山はガイドツアーとなる。

 

どちらのコースも森歩きで訪れる。

必ずしも定番ではないので、

花を見たい方は、ぜひリクエストを。

 

森歩き

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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