ごく小さい黄花のカタバミ

目次
概要
涼しい時期になると、
カタバミが開花している。
よく見るのは
ムラサキカタバミとカタバミ。
どちらもカタバミ科だが、
ムラサキカタバミは外来種で、カタバミは広域分布種。
図鑑では、
他にケカタバミ、オオキバナカタバミがあるようだ。
上記はどちらも外来種。
ムラサキカタバミは
道端でよく見かけ、濃桃色の花。
カタバミ(カタバミ科・広域分布種)は、
開けた草地や道端などで見かけ、ごく小さい黄花。
小笠原での分布は、父島、母島となっている。
カタバミとケカタバミはかなり似ている。
葉に毛が目立つのがケカタバミである。
小笠原では、
栽培種でゴレンシがあるが、これも同じ科。
*ゴレンシ=スターフルーツ
和名
カタバミは、片喰(酢漿草)と書く。
漢字では、片喰や紫酢漿草と書くが、
片喰は夜葉を閉じるところから、
紫酢漿草はシュウ酸ですっぱいところから。
カタバミの様子

草地に生えている様子
まとまった群落になりやすい

岩場に生えている様子
単個体でぽつりぽつり生える

花はごく小さいく、黄色5弁

花は黄色5弁、
おしべ長5短5計10、
めしべ1で、花柱は5裂

葉は3出複葉
縁にはやや毛があるが、表面は無毛に近い

果実は円柱状
先が尖る

果実の中から赤い種子が飛び出る
見るには
カタバミは開けた草地や道端で見られる。
身近な場所で見られるので、
ツアーで紹介するほどではありません。
強いていえば、
景観ツアーの時に紹介する程度。
前の記事へ
次の記事へ