シマツレサギ、開花前は距が目立つ(’24/1月下旬)
植物お知らせコラム

概要
シマツレサギ(ラン科・固有種)は開花も間近。
シマツレサギの花・・わずかに芳香あり
2月初旬には開花し始めるだろう。
昨年より、やや早く開花を見ることになる。
シマツレサギ開花(’23/2月中旬)
開花直前の花のところを見ていると、
長い距が目立つ。
距とは (hananani.com)
鎌倉蘭友会-季節のお手入れ ランの距は何をするのか?
この距はかなり細長い。
中には蜜がたまっている。
これだけ細長い距の蜜を吸うには、
かなり細長い口吻が必要にある。
吻 – Wikipedia
イチモンジホウジャクという口吻の長い蛾がいるので、
こういうものが利用しているのだろうか。
(要調査)
イチモンジホウジャク (jpmoth.org)
NL25アップ (server-shared.com)
シマツレサギは多年草だが、
果期以降、地上部は枯れる。
涼気になると、また芽生えてくる。
今年は群落になっているところの数が
例年より多いように感じる。
実際の様子

開花間近の個体群1

同上 2

総状花序に多数の花をつける
ツレサギ(連鷺)という和名の通り

開花前は距が目立つ

距の拡大
見るには?
東平でわりとまとまって生えている。
ここは森歩きのツアーで訪れる。
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この記事を書いた人
吉井 信秋
大阪市旭区生まれ。
茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。
北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。
某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。
数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。
その後、小笠原・父島に移住。
島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。
小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。
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