トウロウソウの花ではメジロの盗蜜行動が見られる
目次
概要
’24/3月初旬、
トウロウソウ(ベンケイソウ科・外来種)は、
開花が進んでいる。
花を見ていると、メジロが来ているときがある。
これは花蜜が目的かと思われる。
花蜜は
花被片の内側、めしべの付け根付近にある。
しかしメジロは正攻法ではこない。
よく見ていると、
メジロは盛んに花の脇をつついている。
横からつついて、
花蜜を取ろうという行動だ。
この行動は
本種だけではなく、他の花でも見られることがある。
例えばハイビスカスなど。
その結果、
ハイビスカスの花も横に穴が開いていることがある。
現地の様子
花序に多数の花をつける
開花する前は萼片でくるまれている
開花すると、赤い花弁が開く
萼片も、花弁も4裂
(4つの花弁が合生し筒状に)
おしべ8、めしべ4心皮(花柱・柱頭4)
メジロが横からつついたあと
<盗蜜行動の動画>
見るには
トウロウソウは各所で見られる。
特に岩場や擁壁に多い。
花期には、
メジロの盗蜜行動が見られる場合がある。
ツアー中に、
そういう行動があるときは紹介する。
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