小笠原マルベリー

つぼみがふくらみだしたトウロウソウ


 

つぼみがふくらみだしたトウロウソウ

 

概要

 

2020年年末時点で、

つぼみがふくらみ出してきたトウロウソウ(ベンケイソウ科・外来種)です。

 

多年草で、草丈は50cm~1m程度です。

 

島中の開けた明るい場所に野生化していて、

特に草本しか生えないような岩場などに目立ちます。

純群落のようになってる場所もあります。

 

 

 

 

和名の由来

 

トウロウソウはセイロンベンケイ、ハカラメなどとも言われます。

トウロウソウは「灯籠草」で、花冠を灯籠に見立てたものですね。

セイロンベンケイはスリランカのベンケイソウという意味合いですが、

スリランカが原産地というわけではなさそうです。

(広く東南アジアという意味あいでしょう)

ハカラメは葉から不定芽が出て増えるので、「葉から芽」です。

 

 

 

つぼみ

 

 

花期が近づくと茎の先端部から花序がのびます。

つぼみは萼にくるまれていて、徐々に膨らんだのち、

下側が開くと開花状態です。

 

 

 

花弁が開く前は、薄い色の萼にくるまれています。

その後、下から赤い花弁がのびてきます。

 

萼片も、花弁も4裂です。(4つの花弁が合生し筒状に)

おしべ8、めしべ4心皮(花柱・柱頭4)。

 

 

 

繁殖

 

繁殖は無性生殖で不定芽による栄養生殖です。

セイロンベンケイソウの不定芽形成とその後の生育 (tokai.or.jp)

トウロウソウが生えているところで探すと、

地面に落ちた葉から不定芽が出ているのを見つけられます。

こういう風に増えていくので、葉から芽(ハカラメ)と言われるゆえんです。

おみやげとしても葉が売られています。

 

 

ツアーでは

 

島内のいたる所で生えているので、ほとんどのツアーで紹介できます。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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