乾きに耐えるムニンサジラン
目次
概要
常緑で単葉のシダ、
ムニンサジラン(ウラボシ科・固有種)。
雨の少ない時期は、
干からびそうに縮こまって生えている。
こういうことは、
年間を通してよくある気がしている。
冬場は雨が少ないので全般的に、
夏場は高気圧が張り出しているときなど。
全体に干からびそうになっていて、
中には枯れっぽいのもある。
いずれ雨が降って湿り気が出れば、
大部分は元の形に戻るだろう。
こうやって、顕著に形を変えているシダは
小笠原ではそれほど多くはない気がする。
他の例でいうと、
イワヒバは葉が白っぽくカールしていたりする。
道端の草本系では(ほとんど外来種だが)
夏の好天時が続く時には、葉がしおれかけていたりする。
現地の様子
岩場に生えるムニンサジラン
全体に干からびて縮こまっている
茶色で枯れっぽいのもあれば、緑のものもある
胞子嚢群をつけている葉もある
見るには
標高の高い山中の岩場などに群生して生え、
個体数はそれなりにある。
ただし、観光ルート沿いでは少なめ。
確実なのは
千尋岩ルートのはじめの沢筋で見られる。
シダは興味を引きにくいので、
ツアーではそれほどは紹介していない。
興味のある方はリクエストいただきたい。
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