小笠原マルベリー

乾きに耐えるムニンサジラン


 

 

概要

 

常緑で単葉のシダ、

ムニンサジラン(ウラボシ科・固有種)。

 

胞子嚢群が線形ハの字形のムニンサジラン

 

雨の少ない時期は、

干からびそうに縮こまって生えている。

 

こういうことは、

年間を通してよくある気がしている。

冬場は雨が少ないので全般的に、

夏場は高気圧が張り出しているときなど。

 

全体に干からびそうになっていて、

中には枯れっぽいのもある。

 

いずれ雨が降って湿り気が出れば、

大部分は元の形に戻るだろう。

 

こうやって、顕著に形を変えているシダは

小笠原ではそれほど多くはない気がする。

 

他の例でいうと、

イワヒバは葉が白っぽくカールしていたりする。

 

山頂付近の岩場に生えるシダ・イワヒバ

 

道端の草本系では(ほとんど外来種だが)

夏の好天時が続く時には、葉がしおれかけていたりする。

 

 

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

岩場に生えるムニンサジラン

全体に干からびて縮こまっている

 

茶色で枯れっぽいのもあれば、緑のものもある

 

 

 

胞子嚢群をつけている葉もある

 

 

 

 

見るには

 

標高の高い山中の岩場などに群生して生え、

個体数はそれなりにある。

 

ただし、観光ルート沿いでは少なめ。

 

確実なのは

千尋岩ルートのはじめの沢筋で見られる。

 

シダは興味を引きにくいので、

ツアーではそれほどは紹介していない。

 

興味のある方はリクエストいただきたい。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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