小笠原マルベリー

山頂付近の岩場に生えるシダ・イワヒバ


 

概要

 

父島の山は、標高300m程度の低山。

しかも山頂はたいてい岩場で、

晴れていればカンカン照りの暑さ。

 

そんな場所でも、生えているシダがある。

それが、

イワヒバ(シダ・イワヒバ科・広域分布種)。

イワヒバ – Wikipedia

 

 

岩場といっても、

わずかに土壌のあるといころで生えている。

そこに、ロゼット状に葉を広げている。

 

こういう場所は

天気が崩れると、ガスがかかりやすいので、

そういう時はかなり湿気が多くなる。

 

乾きと湿り気と両面を持つ場所であろう。

 

天気がよく乾燥が続くと、

葉が枯れたように真っ白になっているときがある。

しかし、また雨が降れば、元の緑に戻る。

そうやって、乾燥に耐えているようだ。

 

小笠原での分布は父島、兄島、母島など。

山頂付近の岩場に生えていることが多い。

 

ルート沿いでは、

傘山や中央山で見られる。

 

 

 

 

 

和名

 

イワヒバは「岩檜葉」と書く。

 

岩場に生えて、

ヒノキの葉のような分枝の形状から。

 

 

 

 

現地の様子

 

 

山頂付近の岩場に生える

 

 

わずかに土壌のある場所で生える

 

群落を作る

 

 

中心部に仮幹をもち、やや盛り上がる

(10㎝ほど)

葉身状の枝が放射状に広がり葉をつけている

 

先端部 葉の部分

 

 

葉の上面は

背葉(中央部)と複葉(両側)に2列ずつ

右の緑は上面 左の白っぽいのが下面

 

上面 背葉が目立つ

 

乾きが続くと白くなる葉

 

 

 

 

 

 

見るには

 

山頂付近の岩場に生えることがほとんど。

 

ルート沿いでは

中央山、傘山で見られる。

 

中央山は自由に歩ける、

傘山は入林パスが必要。(観光の方はガイドさんと)

 

フィールド紹介

 

ツアーでは森歩きで、

こういう場所へ行ったときは紹介もする。

興味のある人はリクエストを。

 

森歩き

 

 

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP