「宮本武蔵」(司馬遼太郎)
目次
概要
1968年発行、
「宮本武蔵」(司馬遼太郎)。
宮本武蔵の生涯は、
多くの作家によって書かれているだろう。
本書は、司馬遼太郎による、
宮本武蔵の生涯を描いた歴史小説。
宮本武蔵といえば剣法の達人。
そして、
誰でも知っているであろう、巌流島の戦い。
ただし、
それ以外はあまり知られていないかもしれない。
武蔵について
剣法の達人である武蔵。
しかし天才ゆえか、
彼が確立した兵法「二天一流」は結局すたれていった。
有名な決闘シーンもいくつか登場する。
武蔵は敵を「見切る」ということを重要視していた。
まず見切ることで戦う相手を選んでいた。
そしてもちろん、
戦いの上でも相手の攻撃を「見切る」ということも。
佐々木小次郎との決闘は、
戦う前から見切っていたようである。
小次郎のつばめ返しを見切っていた。
晩年の武蔵は、幕府や藩に3千石の報酬を求め、
なかなか地位を得られなかった。
最後は熊本細川家に招聘された。
客分という立場で報酬も得、
家老と同等扱いの鷹狩も認められた。
そして、
霊巌洞で62歳で亡くなった。
武蔵は、晩年、「五輪書」を書いている。
参考:巌流島
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