シロトベラ雌株の花(雌花)
シロトベラ(トベラ科・固有種)は雌雄異株。
花期を迎えています。
雌雄の花とも基本の花のつくりは同じです。
花は乳白色5弁、おしべ5、めしべ1です。
ここで紹介するのは、雌株の花(雌花)です。
雌花はめしべの子房がふくれていて、
おしべの葯が退化気味です。
小笠原でトベラ科植物は4種でいずれも固有種。
父島列島ではそのうち3種があり、本種、オオミトベラ、コバトベラです。
母島列島では2種で、本種とハハジマトベラです。
名前が似ている海岸性のクサトベラはクサトベラ科で、
関係はありません。
シロトベラ、漢字で書くと「白扉」
扉に魔除けのような意味でトベラを据えたところからのようですね。
また本種は樹皮が白いのでシロです。
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