小笠原マルベリー

補強の支柱が残る夜明山海軍通信隊予備発電所壕


 

 

 

概要

 

夜明山には

海軍通信隊予備発電所壕が残る。

 

夜明山海軍通信隊予備発電所壕

 

この壕は部分的ではあるが、

補強の支柱が残る。

落盤落石を防ぐための補強であろう。

 

支柱は

2本の柱と連結された1本の梁とでなる。

柱と梁は鉄の鎹で固定される。

 

出入口付近の支柱は

壕との隙間はセメントで埋められている。

これは外部との密封性を高めるためであろうか?

 

島内には壕が数多く残るが、

ほとんどが素掘り状態で、支柱が残るのはほぼない。

 

そういう意味で、わりとレアな壕である。

 

支柱が主に残る部分は、

入口付近の発電機関連がある場所。

 

奥の通路の方はほぼ残っていない。

補強はなかったのかもしれない。

 

こういう補強の仕方は

鉱山や炭鉱などに準じているのだろう。

 

 

 

現地の様子

 

 

入口付近

 

入口付近 内部から

壁との隙間はセメントで埋められている

 

 

貯水槽のところ

補強の数が多い

 

発電機側と通路側の分岐付近

 

奥の通路側

 

 

 

 

 

見るには

 

この壕はめったには行かないので、

希望があればリクエストしていただきたい。

 

夜明山戦跡群

 

戦跡ツアーで訪れる。

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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