「夏草の賦 (上・下)」(司馬遼太郎)
目次
概要
1968年発行(文庫は1977年)
「夏草の賦 (上・下)」(司馬遼太郎)。
主人公・長曾我部元親の生涯を描く。
*本書では長曾我部であるが、
長宗我部や長曽我部という表現もある。
物語は元親25歳ごろ
妻となる奈々が嫁入りするころから始まる。
土佐の一地域から土佐を制覇し、
さらに、四国を制覇するところまでになる。
しかし、
秀吉に責められ、また土佐だけの支配に。
秀吉の配下になってからは、九州の島津攻めにも出陣する。
秀吉の支配下になった以降は、
戦いへの情熱を失っていく。
タイトル:夏草の賦
不思議なタイトルである。
著者がタイトル名の意図を明かしたものはないようだ。
(要調査)
ある方の記事で書いてることが、
腑に落ちたので紹介する。
夏草とは、
松尾芭蕉の俳句「夏草や 兵どもが 夢の跡」。
賦とは詩や歌という意味。、
「夏草の賦」の意味と長宗我部元親の生涯 – vs. おすすめ
つまり
元親の生涯をたとえたものであろう。
元親は土佐を制覇し、
一時は四国を制覇するぐらいまでになった。
秀吉によって、また土佐だけに。
そして、その後は情熱を失った。
のち息子の代でほろんだ。
参考
長宗我部の滅亡のあと、土佐を支配するのが山内家。
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