概要

ムニンシュスラン（ラン科・固有種）開花確認。

ムニンシュスランは葉が繻子に似たラン

まだつぼみがほとんどで、開花はほんのわずか。

花の盛りは11月以降だろう。

昨年も同じエリアで確認しているが、

今年は少し早くなった。

しかし、それほど大きな差異はないと思う。

ムニンシュスラン開花確認（’23/10月下旬）

林野庁の指定ルートとなっている夜明山では、

かなりの個体群が生えている。

そのため、あちこちで見ることができる。

湿性タイプのやや暗い樹林下を好むようで、

他の観光ルートではかなり少ない。

ムニンシュスランを見たければ、

夜明山へという感じである。

夜明山戦跡群

開花の様子

林床でひっそりと開花

開花個体全景

草丈は花茎も入れても20㎝ほど

白い小花が多数つく

花は白、花被片6（花弁3、萼片3）

白い花被片6（花弁3、萼片3）

下側の中央で大きいものが唇弁1、

その両脇は側萼片2

唇弁の奥で黄色く見えるのは距

上側の大きいものは背萼片と側花弁が重なっている

内側に側花弁2、外側に大きな背萼片

側花弁はわかりにくい

背萼片と側花弁の中にある棒状の部分が

蕊柱（ずいちゅう）

蕊柱の花粉塊は2

見るには

父島では夜明山が確実。

夜明山は、

戦跡ツアー、森歩きで訪れている。

千尋岩ルートもわずかに見られる。

それぞれのコースで、

見たい方はリクエストを。

花期は10－12月ごろ。

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