小笠原マルベリー

ウチダシクロキ開花確認(’24/10月中旬)


 

 

 

概要

 

’24/10月中旬、

ウチダシクロキ(ハイノキ科・固有種)の開花確認。

 

10-11月頃が花期のウチダシクロキ

 

昨年も、

同じ個体で同じ時期に開花を確認している。

なので、開花のタイミングはほぼ同じ。

 

ウチダシクロキ開花確認(’23/10月中旬)

 

花はまだ咲き始めで、

つぼみがたくさんついていた。

これからじょじょに開花が進むだろう。

(別なもう1か所ではすでにかなり開花していた)

 

前年の開花では種子が多くついていた。

そのため、

今年は花が少ないかなと、漠然と考えていた。

しかし、意外と、

今年も花をしっかりつけそうである。

 

本種の自生地・植栽地は複数ある。

ただし、

観光利用のルート沿いでは見られない。

(開花を確認した場所も観光利用できない)

そのため、なかなか見られない樹木の1つ。

 

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

開花個体付近

 

 

開花個体近景

 

周辺環境

 

 

葉腋に数個の花をつける

葉の隙間から出ているように見え、

窮屈そう

 

花は乳白色の小花で、5深裂(5弁ではない)、

おしべは多数(5束生・五体雄蕊)、

めしべは1(柱頭は3裂)

 

極端にカールしている葉

表面はややつやがある

 

 

 

前年分の果実もまだついている

 

黒熟して落果寸前

 

 

 

 

 

見るには?

 

自生地・植栽地とも

観光ルートから離れていて行くことはできない。

 

そのため、

ガイドツアーでも行くこともできない。

 

ちなみに近縁種のチチジマクロキは

東平のルート沿いにあり、見ることができる。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

ただし、

もう何年も前から開花しなくなっている。

 

かなり個体数の少ないチチジマクロキ

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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