小笠原マルベリー

振分山東側崖下海面砲台


 

 

概要

 

二見港の南側にある振分山。

その東側崖下に海面砲台がある。

 

海面砲台ゆえ、

海軍の砲台と思われるが、どうであろうか?。

 

壕の中にはレールが4本だけ残っている。

据えていた砲は不明。

こういうレールが敷かれたタイプの壕は、

宮之浜、東町(まちなか・水産セッター付近)にもあある。

銃眼からは、豆腐岩(左)、烏帽子岩(右)が望める。

 

この陣地は、旧道沿いにある。

この旧道は扇浦から洲崎につながっていた。

しかし、

津波で崩れたのか、この先で崖となっている。

 

崖下は小さな浜がある。

海岸から上がることも可能ではあるが、かなり危険を伴う。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

海側から

 

 

洲崎側から遠望

 

下の浜から

左の低い崖が旧道

 

 

 

銃眼

 

 

同上

 

旧道が切れたところ

かつてはここから先も旧道が続いていた

(津波で流されたか)

 

 

浜からの展望

 

 

 

 

海面砲台

 

 

 

旧道沿いの入口

中に大きな塩ビパイプが入っている

(これは戦後のものであろう)

 

 

銃眼とレール4本

 

レール4本

 

 

銃眼からの展望

 

 

同上

 

 

内部に残るガラス付きの扉

 

 

 

 

 

見るには

 

この陣地は、

銃眼が海側からはよく見える。

 

ただし入口は旧道沿いにあるので、

陸から行くしかない。

下の浜から上の道に上がるには、

崖をよじのぼる。

かなり危険が伴うので、やめた方がいい。

 

陸地側からだと、

扇浦方面からの旧道沿いにある。

その道は私有地(住宅)の脇を通るので、

住民の方にひと声かけていく方がいいだろう。

 

私有地脇を経るのと、砲の残骸もないので、

まずツアーで行くことはない。

 

戦跡ツアー

 

 

 

 

 

参考

 

 

小笠原・父島の戦跡

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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