小笠原マルベリー

垂れ下がる花序に白花が目立つクラリンドウ


 

概要

 

クラリンドウ(シソ科・外来種)は

人の背丈ぐらいの低木。

クラリンドウ | フラワーパークかごしま

クラリンドウ – 植物図鑑 – エバーグリーン

 

本来、栽培種であるが、

逸出したのか、父島では野生化している。

知っているエリアは東平林内歩道ぐらいである。

他にどの程度野生化しているかはよく知らない。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

10-11月頃、花期を迎える。

垂れ下がる花序に白花を多くつけ、よく目立つ。

 

東平で野生化している場所は

11月より閉鎖になる林内歩道内。

そのため花は10月いっぱいまでしか見られない。

次に歩ける時期(4/1から)は、

果実の時期となっている。

 

 

 

 

 

和名

 

クラリンドウは和名の由来が不明のよう。

そのため、当てはめる漢字もない。

 

一説として、

属名「クレロデンドルム」が、

転訛したというのがある。

クサギ属 – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

東平林内歩道で野生化

 

樹高は人の背丈ほどの小低木

 

 

花期には白花が目立つ

 

垂れ下がる花序から多数の白花をつける

 

花序は下に垂れるが花冠は上向き

 

花は白5裂、おしべ4,めしべ1

 

おしべ、めしべは長くのびる

 

 

葉は対生で細長い(長楕円形~長楕円状披針形)、

葉は長いのでやや下に下がる

縁は全縁

葉の表面はやや波打つ

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

東平林内歩道で野生化している。

林内歩道は11/1-3/31は規制により歩けない。

 

花期は10月ごろからなので、

10月中であれば、花が見られるだろう。

 

見たい方はリクエストを。

東平林内歩道は森歩きで訪れる。

(入林パスが必須・観光の方はツアーで)

 

森歩き

 

なお、外来種なので、

いずれ刈り取られるかもしれない。

 

 

 

 

参考:植物

 

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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