小笠原マルベリー

「十七歳の硫黄島」(秋草鶴次)


 

 

概要

 

2006年発行、

「十七歳の硫黄島」(秋草鶴次)。

*鶴次・・つるじ

『十七歳の硫黄島』秋草鶴次 | 文春新書

 

タイトルの通り、

17歳で硫黄島での地上戦を生きのびた著者の手記。

 

著者は、通信兵であったので、

戦闘中も頻繁に偵察を行っていた。

 

手記は地上戦前から始まり、

最後は壕の中で意識を失うところまで。

(のち米軍に救出され、九死に一生を得た)

 

生き地獄といってもいい状態で

生きのびた著者であった。

 

体験談だけあって、

戦闘の様子が克明に描かれている。

(戦場の様子を知る資料ともなる)

 

なかなか読むのもつらい本ではある。

 

 

 

 

 

目次

 

第1章 米軍上陸は近い

第2章 情報収集

第3章 米軍上陸

第4章 摺鉢山の日章旗

第5章 砲撃と負傷

第6章 玉名山からの総攻撃

第7章 壕内彷徨

第8章 一瓶のサイダー

第9章 石棺

 

 

 

 

秋草鶴次氏

 

秋草氏は、1944年(昭和19年)7月、

硫黄島の第二南方方面派遣艦隊司令部に赴任。

通信兵であった。

秋草鶴次 – Wikipedia

 

そのため、戦況を見るため、頻繁に偵察をしていた。

戦闘には参加はしていない。

 

地上戦のさなか、米軍の攻撃により負傷した、

その後も、なんとか生きのびていたが、

最後は意識を失う。

しばらく意識不明だったようで、

米軍に救助され、気づいたときはグァム島だった。

 

’06/8/7放送、

「硫黄島 玉砕戦~生還者 61年目の証言~」で出演している。

 

時をかけるテレビ~今こそ見たい!この1本

~ 硫黄島玉砕戦~生還者61年目の証言~ – 動画配信

 

NHKスペシャル 硫黄島玉砕戦 生還者 61年目の証言 – 動画配信

 

NHKスペシャル 硫黄島 玉砕戦 ~生還者 61年目の証言~

 

「ウジを食べて生きのびる」|戦争|NHKアーカイブス

 

 

 

 

参考

 

 

小笠原・硫黄島関連図書

 

硫黄島・南鳥島

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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