小笠原マルベリー

オオシラタマカズラ開花中(’25/6月中旬)


 

 

概要

 

’25/6月中旬、

オオシラタマカズラ(アカネ科・固有種)は開花中。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(45)オオシラタマカズラ

 

昨年は5月下旬に開花確認していた。

今年は確認がやや遅れたので、

実際はもう少し早くから咲いていたであろう。

 

オオシラタマカズラ開花確認(’24/5月下旬)

 

おおむね、

5月下旬から6月初旬ぐらいが開花の時期となる。

 

開花を確認したのは、

毎年確実に花をつける昨年と同じ群落。

巽道路終点の道路脇。

 

本種の花は二形花柱性である。

短花柱と長花柱タイプがあり、

長花柱タイプの方が繁殖効率がいいようである。

 

二型花柱性オオシラタマカズラ花

 

ちなみに、

この場所の群落は長花柱タイプ。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

開花を確認した道路沿いの群落

道端なので、日が当たる時間帯もある

 

集散花序に小花を多数つける

 

 

花は順次開花するので、

花序全体が一斉に開花してる状態はほとんどない

 

普通、

花冠は5裂、おしべ5、めしべ1(柱頭2裂)

 

 

この個体は長花柱型

花序ごとに、

短花柱、長花柱タイプがある

 

長花柱タイプはめしべ1が目立ち、

おしべがやや退化しているように見える

 

 

 

 

 

 

見るには

 

明るい林内や林縁で見られる。

父島では分布が広く個体数も多い。

 

各種ツアーで紹介できる。

 

ただし、それほど目立った特徴もなく、

地味目の種なので、積極的には紹介していない。

興味のある方はリクエストいただきたい。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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