シママンネンタケとホウキタケ
目次
概略
’25/7/2入港便のこと。
森歩きでガイドしていると、
複数箇所でホウキタケの仲間を見つけた。
トビイロホウキタケであろうか。
ホウキタケの仲間には食用になるものがあるようだ。
本種はどうであろうか分からない。
さらに、オガサワラビロウの枯れ木では
多くのシママンネンタケを見つけた。
シママンネンタケは
漢方の「霊芝」として使われるようである。
漢方で使われる「霊芝」は
一般的にはマンネンタケのことをいう。
シママンネンタケもその範疇に入るのであろうが、
小笠原での利用は特に聞いたことがない。
現地の様子
ホウキタケの仲間
握りこぶしよりやや大きなかたまり
ほぼ地上性
枯葉と同じような色をしているので目立たない
シママンネンタケ
オガサワラビロウの枯れ木に多数生えていた
群生する様子
表は濃茶
裏は白
ひだはなく、孔口は微細
見るには
どちらのきのこも
形がしっかりしているので、
しばらくその場所で見られる。
トビイロホウキタケはほぼ地上性である。
湿っぽい高木林内で発生することが多い。
林床の枯葉と同じような色で、意外と目立たない。
シママンネンタケは、
オガサワビロウの枯れ木に発生する。
かたいので、わりと長期で見られる。
特定の場所があるわけではないので、
林内に入るツアー中に見つけたら紹介する。