小笠原マルベリー

アサヒエビネ開花確認(’25/8月初旬)

 

 

概要

 

’25/8月上旬、

アサヒエビネ(ラン科・固有種)の開花を確認。

 

総状花序に黄花がつくアサヒエビネ

 

昨年(’24)も同じ時期に確認していた。

開花時期はおおむね同じであろう。

妻の情報では

もう少し前から咲き始めていたようではある。

 

アサヒエビネ開花確認(’24/8月上旬)

 

観光利用できるルートで見られのは

複数箇所ある。

 

2025年シーズン、

僕がはじめに開花を見たのは、旭山ルートの植栽株。

 

旭山歩道・・幕末に日章旗を立てた山(ふらふ山)

 

この植栽株は

入口からすぐのところにある。

気軽に見に行くことができる。

樹名板もあるので、すぐわかる。

 

<樹名板>

 

ここは、はじめ、

小笠原野生生物研究会が複数株を植栽したもの。

それから、もう10年以上は確実に経つ。

 

他には東平でも見られる。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

千尋岩ルートでも見られる。

ただし、昨年はほとんど開花がなかった。

今年はどうであろうか。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

まちに近い大神山でも植栽株がある。

 

大神山(大神山公園と大神山神社)

 

開花時期に見ている限りの場所では

個体数の減少などは感じられてはいない。

 

島全体としてはどうであろうか?

そのあたりは僕にははっきりとはわからない。

(要調査)

 

ちなみに、

アサヒエビネは種の保存法指定植物。

自生株もあれば、植栽株もある。

見た目ではその違いは分からない。 

list_ESPA20210401.pdf (vill.ogasawara.tokyo.jp)

環境省_アサヒエビネ (env.go.jp)

 

 

 

 

 

 

開花の様子

 

 

歩道沿いの植栽地

 

1株だけ開花していた

 

開花個体の花茎

まだ咲き始めなので下の方だけ

 

開花部分拡大

 

淡黄色の花、唇弁が下向き(あるいは横向き)

萼片3、花弁3(唇弁1,花弁2)

いずれもやや反り返るのが普通

 

唇弁1はT字(十字)型、側花弁2、背萼片1、側萼片2

萼片のほうが花弁より大きめ

 

唇弁に対角の向かいあう大きい形のものが背萼片

背萼片に近い、細い斜め上向きの1対が側花弁

唇弁に近い横向きの広い1対が側萼片

 

 

花冠の中央にある白っぽい部分が

蕊柱(ずいちゅう)

花粉塊は8

*蕊柱:おしべ・めしべが融合したもの

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

一番手軽に見られるのは

旭山ルートか、大神山公園(ノヤシ橋付近)。

この2つは自由に見にいくことができる。

 

フィールド紹介

 

ツアーでは、

森歩き、千尋岩でご紹介できる。

時期は8月から9月にかけて。

 

全ツアーメニュー

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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