小笠原マルベリー

千尋岩(ハートロック)ツアーのウリ(2)


 

千尋岩(ハートロック)ツアーのウリ(2)

 

2つめは途中で立ち寄るガジュマル林です。

 

ルート上にあり

帰路で休憩ポイントとして立ちよる業者さんが多いですね。

 

休憩中、元気のある人は木登りもしています。

 

 

ここは戦前の人家跡ですね。

整地された平らな場所のまわりにガジュマルがおいしげります。

樹齢でいうと、130-140年程度かと考えます。

 

日本人が入植し始めたのは1876年以降、

今(2020年)から150年近く前。

 

その後10年ぐらいの間には

このあたりも住むついたのではないかと想像しています。

井戸やサトウキビをすりつぶす石が残っています。

 

その当時、周辺は耕作地であったことは間違いありません。

 

 

小笠原では

ガジュマル(クワ科)は持ち込まれた外来種です。

 

人家や作業場所まわりに植栽され、日よけや風よけになりました。

生け垣としての利用もあります。

 

今となっては分かりませんが、

このガジュマル林はもともと何本植えられたことでしょうか?

 

なおこのツアー以外でも、

森歩きや戦跡ツアーでも、同程度のガジュマル林はあります。

 

千尋岩(ハートロック)ツアーのウリ(1)

 

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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