小笠原マルベリー

シロツブ開花中(’25/10月中旬・南島)

 

 

 

概要

 

’25/10月中旬、

シロツブ(マメ科・広域分布種)開花中。

 

 

南島で分布を広げる広域分布種・シロツブ

 

海岸性の常緑つる性低木で、

はうように広がりのびている。

花や葉柄は少し立ち上がっている。

 

花期は9-10月ぐらいから。

その時期になると、

垂直にのびた総状花序に多くの黄色の5弁花をつける。

 

本種は広域分布種なので、

普通は駆除対象にはならない。

 

しかし、南島では広範囲に広がりだし、

海鳥の繁殖地への影響も懸念されるため、

一部では除去除されている。

(やむなしというところか)

 

父島の海岸でももし広がりだしたら、

どうであろうか?

トゲがありかなり痛いので、人への影響が懸念され、

同様に、一部除去されるかもしれない。

(個人的見解)

 

<トゲ>

 

 

 

現地の様子

 

 

はうように生えて広がる

葉柄や花序は少し立ち上がる

 

花期になると、黄花が目立つ

 

総状花序に、

下から順に咲き始める

 

 

黄色5弁花、

おしべ10、めしべ1

 

5弁のうち、

上向きの1弁は赤い線が入る

 

枝にはとげがある

かなり痛い

 

葉は2回羽状複葉

 

   

豆果(莢)

豆果もとげだらけ

熟してくると茶色に

 

 

 

 

見るには?

 

父島ではほとんど見ていない。

’23/1月、境浦の山中で見たことはあるが、

通常のルートがある場所ではない。

 

ということで

ツアーなどでご紹介するのは難しい。

 

全ツアーメニュー

 

 

南島にはあちこちに生えているが、

ルート沿いからは少し離れている。

観光利用では近くでは見られない。

強いていえば、

上陸してすぐの鞍部近くに生えている。

黄花をつける時期はわかるかも。

 

なおマルベリーでは南島ツアーはない。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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