小笠原マルベリー

中央山園地で(ハナ)シュクシャ開花中(’25/10月下旬)

 

 

概要

 

’25/10月下旬、

ハナシュクシャ(ショウガ科・外来種)が開花中。

*シュクシャとも

 

白花のシュクシャ

 

場所は中央山園地。

 

<説明板>

 

夏場に開花しはじめ、花期は長い。

 

昨年は9月中旬に開花確認してるが、

普通はもう少し開花時期は早いと思う。

 

シュクシャ(ハナシュクシャ)開花中(’24/9月中旬)

 

ショウガ科では、

ハナソウカ(ゲットウ)が父島のあちこち野生化している。

 

小笠原のゲットウはハナソウカとキフゲットウ

 

しかし本種はめったにない。

僕が知っているのはここともう一か所ぐらい。

(もう一か所は父島南部の方)

 

外来種なので、そもそも自生はしていない。

ということは、

さほど各所には植えられなかった、ということか?

 

花が大柄で、芳香もあるので、

他の場所へ広がりを見せたりはしていないし、

観賞用としてはいいのかなと思う。

 

 

 

 

現地の様子

 

 

生えている場所

見晴台へ行くルート沿い

 

 

 

人の背丈ぐらい

1つの花序から複数の大柄な白花

 

花の正面側

 

花被片は6

(萼片に相当の外花被3、花弁相当の内花被3)、

おしべ6、(外3、内3)、めしべ1

 

おしべ外の3のうち1は退化し、

2は唇弁の脇に付属片(花弁状)に

内の3のうち、

2は唇弁に、残る1つが機能

 

白くて大きい上向きが唇弁だが、

これは花弁ではない

おしべ2が唇弁の形になったもの

下側左右の花弁のようなものもおしべ1ずつ。

 

棒状にのびて、先端部が桃色で丸い形のものが、

機能しているおしべ1

葯は内側(めしべがある側)についている

 

めしべも、おしべと一体で、

細い棒状のものが延び先端に柱頭が見える

 

 

花の後ろ側

 

外花被3は花の基部に筒状に

内花被は白で3裂し、線形に

(後ろから見て細い線形のもの)

 

 

 

見るには?

 

ルート沿いで見られるのは中央山園地のみ。

 

中央山園地ルート・・父島最高峰と地球の丸さを体験

 

このルートはご自分でも行ける場所。

ツアーでは景観、森歩きで訪れることがある。

 

見たい方はリクエストを。

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

参考記事

 

シュクシャ | 小笠原マルベリー

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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