雌雄異株のキンショクダモ開花中(’25/12月下旬)

目次
概要
’25/12月下旬。
キンショクダモ(クスノキ科・広域分布種)が
開花している。
本種は雌雄異株。
雌雄の株とも、
12月中旬に、開花に気づいた。
昨年も、12月中頃には開花していた。
したがって、開花の時期は
それほど今年も変わっていないかと思う。
花はごく小花だが、まとまって咲いている。
そのため、
遠目では花の部分が黄色いかたまりに見える。
さっぱりとした芳香があるので、
その芳香で花に気づく時もある。
現地の様子
雄株

開花個体(雄株)
樹高5-6m

花序に小花が多数つく

全体として球形に

雄株の花は花被片4、腺体4、
おしべ6(変異あり)めしべ1(退化)
(腺体とは蜜を分泌する器官)
雌株

開花個体

葉腋から多数つく花序

花序のまとまりは雄株より小さい
雌株の花は花被片4、腺体4、
めしべ1、仮おしべ6
(腺体とは蜜を分泌する器官)
雌株(雌花)はめしべ1が目立つ
葉や果実

葉裏は、
和名の由来通り金色

雌株につく果実
直径1㎝ほど
見るには
個体数はそれなりにありますが、あまり目立たない。
それゆえ、普段はあまり紹介していない。
夜明道路沿いでは
旭平から中央山にかけてのエリアでわりと見られる。
道路沿いでも生えているので、
各種ツアーで紹介できる。
興味のある方はリクエストを。
