小笠原マルベリー

兄島ウグイス浜でボランティア活動(’26/1/18)

 

 

概要

 

’26/1/18、

兄島ウグイス浜でのボランティア活動に参加。

 

これは地元NPO団体よるもので、

ウグイス浜に自生するシマカコソウ保護のための、

外来種除去作業である。

 

花壇で咲いているシマカコウソウの花

 

この日は海も穏やかで

スムーズに浜に上陸できた。

 

この活動は年に数回定期的に実施されている。

僕も過去にも何度か参加している。

 

前回参加は’23/11月で、2年ぶりぐらいとなった。

 

兄島・ウグイス浜でボランティア作業(’23/11/11)

 

作業は周辺の外来種除去で、

オオバナノセンダングサ除去がメイン。

他にイネ科草本やランタナなども抜いた。

 

オオバナノセンダングサ、種子が服くっつくので要注意!

 

作業は午前中で終了した。

 

 

 

 

 

 

シマカコソウの様子

 

 

ウグイス浜でのシマカコソウの自生状況は

行くたびに貧弱になっている。

 

’26/1月時点では、

崖地斜面にわずかに生えている程度。

 

上の平坦地ではほぼなくなってしまっている。

かつては平坦地にいい株もあった。

 

<2020年ごろ>

 

本種は背丈も低い植物で、

草木が生えやすい環境は他種に負けてしまう。

 

長く定着できるのは、

草木が生えにくい崖地・岩場のような場所。

 

したがって、

ここもそういう崖地に生きのびている。

ここの崖地は土と石の斜面で、崩れやすい。

長続きする条件の場所ではない。

 

そもそも、

ここはシマカコソウが長く生育するには難しい場所。

 

それを保全するには、

平坦地に植栽し、頻度をあげて草抜きしたり、

崖地の土留めをよりきっちりやるしかないだろう。

 

そうでもしないと、

こういう間隔をあけた作業では成果をあげにくい。

(活動団体を責めているわけではない)

(環境省がより積極的に考えるべきかと思う)

 

残念だが、それが現状である。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

ウグイス浜

 

うぐいす砂が濃い

 

浜の様子

 

作業地から見下ろす

 

 

  

作業地の斜面

 

主に抜いたオオバナノセンダングサ

 

 

崖地に自生するシマカコソウ

 

開花が見られた個体

 

花(イメージ写真、当日のものではない)

 

花冠は5裂白花、

上唇は短めで2裂、下唇は長めで3裂

下唇3裂のうち中央裂片が大きい

おしべ4、めしべ1

 

 

 

 

 

 

見るには

 

兄島ウグイス浜の自生地は

観光では行くことができない。

 

ただし、浜から見える場所にあるので、

浜への上陸は規制はかかっていない。

 

父島では、

自生地はわずかで観光で行けるところではない。

 

植栽株も、いくつかの場所であるが、

いずれも長続きしていない。

 

ということで、

本種を見るのは困難となっている。

 

したがって、

今回のような、ボランティアに参加しただきたい。

小笠原野生生物研究会で、定期的に実施している。

 

 

 

 

参考記事

 

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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