戦跡ツアーのウリ(1)・・火砲(大砲)
戦跡ツアーのウリ(1)・・火砲(大砲)
小笠原で定番のツアーの1つが戦跡ツアーです。
しかし、実際にはどういう戦跡が残っているか、知らない方も多いようです。
そこで、戦跡ツアーのウリを複数回に分けて紹介します。
(1)火砲が残る
国内の戦跡で、砲台跡はよくあります。
しかし、そこに当時の火砲が残っている場所はほぼありません。
レプリカを置いてあるところはいくつかあるようです。
小笠原にはその火砲(大砲)が、当時のままの場所で、
多数残っています。
いずれも、保存しているわけではなく、放置状態です。
本来、対空防御のための大砲でしたが、
戦争末期に洞窟の中に移され、地上戦に備えたのが大部分です。
父島で露天の大砲は2門しか知りません。
大砲は、大部分は戦後、破壊されていますが、
原型に近いものもいくつかあります。
原型に近いものが残る戦跡は定番コースとなっています。
たとえば、
海軍十年式十二糎高角砲、陸軍八八式七糎野戦高射砲、陸軍四一式山砲などです。
これらはいずれも夜明山に現存していますので、
このルートは必須ポイントとなっています。
陸軍四五式二十四糎榴弾砲は砲身の一部が公園に残っています。
その他、
原型をとどめない、バラバラになったような大砲もいくつか残っています。
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