小笠原マルベリー

露天で残る十二糎高角砲2門(小曲・珈琲山)


 

 

概要

 

珈琲山(小曲)に残る、

海軍四十五口径十年式十二高角砲です。

対空防御で据えられていたものです。

 

 

戦争末期、小笠原では火器を壕の中に移設して、

上陸戦に備え平射タイプにしたのがほとんどです。

 

父島で、対空防御で露天に残るのは、

僕が知る限りこの2門だけです。

 

2門は近接していて、50Mほどしか離れていません。

しかし、残っている状況はまったく違います。

1門は原型に近く、1門は破壊されています。

 

置かれている地面の状況、破壊の状況など、

それぞれの違いはなぜかよく分かりません。

 

この大砲がある場所は、

実際には私有地であるようです。

現在は利用さておらず、不特定多数が立ち寄っています。

(クレームがあるとも聞いてはいませんので、

 訪れても大丈夫かと思います)

(あくまでも私有地ですので、個人の責任でお願いします)

 

ちなみに母島では露天で複数箇所に残っています。

 

 

 

 

 

高角砲

 

原型に近い方は地面に直接置かれています。

北向き(二見湾向き)に置かれています

 

 

海軍四十五口径十年式十二糎高角砲(詳細写真)

 

 

50mほど奥の破壊された大砲

破壊されている方は、少し盛り上がった所にあり、

地面はコンクリートが打ってあります。

 

 

 

 

 

訪れるには

 

なおこの砲台は

戦跡ツアー一日コースでは定番で、

半日コースでは不定期に訪れています。

 

戦跡ツアー

 

小笠原・父島の戦跡

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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