小笠原マルベリー

海軍第四砲台(旭平)・・洞窟に十二糎・八糎高角砲


 

 

概要

 

小笠原村戦跡調査報告書によると、

旭山海軍防空砲台(第四砲台)として設置されたのち、

末期に、洞窟陣地に移設し、平射砲台としたものです。

 

旭平展望台に近い高台にあります。

樹林におおわれ、きちんとした道はありません。

 

洞窟陣地には三年式八糎高角砲と、十年式十二糎高角砲が残ります。

ただし、かなり破壊されています。

 

元々、防空砲台では三年式八糎高角砲が3門据えられました。

そのうち、2門は別な場所に移設されました。

また十二糎高角砲は第五砲台から移設されたものと考えられます。

 

 

 

平射砲台

 

十二糎高角砲

 

同  銃眼側から

 

同 銃眼

 

   

洞窟内部

 

八糎高角砲

 

同 弾薬箱

 

三年式八糎高角砲の弾薬箱(海軍第四砲台内)

 

 

 

 

他の施設

 

 

この防空砲台には探照灯も据えられていました。

 

父島の照空灯(探照灯)3ヵ所

 

 

 

 

ツアーでは

 

この平射砲台は

ルートから外れ、道もほぼない状態なので、ガイドすることはできません。

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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