小笠原マルベリー

父島の照空灯(探照灯)3ヵ所


 

 

概要

 

父島に残る照空灯および探照灯のうち、

3ヵ所を紹介します。

陸軍1ヵ所と海軍2ヵ所です。(陸・海は推定)

いずれも百五十糎(150cm)ですね。

 

照空灯と探照灯は同じものをさしていて、

普通、陸軍が照空灯、海軍が探照灯とよんだようです。

 

父島で一目で分かる状態で残っているのは長崎の照空灯のみです。

駐車場には発電機車庫の石垣が残ります。

https://ogasawara-mulberry.seesaa.net/article/454108556.html

他の2ヵ所、振分山・旭山とも、わずかな残骸のみです。

 

父島でも記録によれば、さらに数カ所にはあったようです。

ただし、他の場所はあまりはっきり特定できるようには残っていません。

(西海岸定平山の場所は多少残骸が残ってはいますが、行くのが困難です。)

 

 

 

長崎照空灯(陸軍)

 

原型に近い照空灯、

格納庫と駐車場には発電機車庫の石垣が残ります。

 

最も原型に近く残るもの

 

同 格納庫中側から

 

百五十糎照空灯(乳頭山照空分隊陣地・長崎)

 

 

 

 

旭山 探照灯(海軍)

 

わずかな残骸と少し離れた場所に反射板が落ちています。

 

探照灯台座部分

 

同 部品

 

同 反射板  やや離れたところに残る

 

海軍第四砲台(旭平)・・洞窟に十二糎・八糎高角砲

 

 

 

 

振分山 探照灯(海軍)

 

振分山は格納庫にわずかに残骸があります。

 

格納庫と残骸

 

 

 

 

見るには?

 

ツアーでは

長崎の照空灯のみ見学ができます。

 

戦跡ツアーで行くのが普通ですが、

景観、森歩きなどでも、リクエストがあれば、行きます。

 

戦跡ツアー

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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