「辺境遊記」 (田崎健太・下田昌克)
目次
「辺境遊記」 (田崎健太・下田昌克)
概要
2010年4月発行、「辺境遊記」 (田崎健太・下田昌克)。
文章・田崎氏、似顔絵・下田氏です。
辺境遊記|書籍|英治出版 (eijipress.co.jp)
彼らの辺境の旅先として選ばれしは、
キューバ、リオ・デ・ジャネイロ、小笠原諸島、ツバル、
カトマンズ、サハリン、南大東島、ダラムサラなど。
日本からは、堂々、小笠原と南大東島が選ばれています。
本書は、訪問先で出会った人物に焦点を当てて、書かれています。
似顔絵はその登場人物などです。
さてどの辺境がお気に入りでしょうね。
目次
第1章 カリブに浮かぶ不思議の島[キューバ-2007年10月]
第2章 光の影のカーニバル[リオ・デ・ジャネイロ-2007年10月]
第3章 都会的な僻地[小笠原諸島-2007年10月]
第4章 沈みゆく未来[ツバル-2008年2月]
第5章 抹殺された故郷[カトマンズ-2008年3月]
第6章 忘れられた人びと[サハリン-2008年7月]
第7章 楽園の人生[南大東島-2008年10月]
第8章 ヒマラヤの向こう側[ダラムサラ-2009年2月]
あとがき
第3章 小笠原
小笠原からは、
瀬堀ロッキさん、、大平京子さん(イーデスさん)、大平レーンスさん、
平賀秀明さん、木村美子さんなど。
前者3人はもともと島の人・在来島民(欧米系)で、後者2人は新島民(移住者)です。
ちなみに小笠原では人種区分が3つあります。
日本が統治以前の外国から移住者の家系は在来島民(欧米系)、
戦前に移住した日本人の家系は旧島民、返還後の移住者は新島民。
これは、都営住宅の入居優先順位にもなっています。
現在はこれが差別になったりはしていませんが、
戦前は在来島民に対するものはあったようです。
特に太平洋戦争が近づいたころはスパイ的な見方もされていたようです。
また強制疎開した内地でも、風当たりは強かったようです。
登場人物に会うには?
大平レーンスさんは「ヤンキータウン」というバー経営者なので、
ここで紹介しても差し支えないでしょう。
会いたい方は店に飲みにいってください。
(ほかの方についてはご自宅を訪ねたりはお控えください。)
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