小笠原マルベリー

「Presents」(角田光代)


 

概要

 

2005年発行、「Presents」(角田光代)

初出は2005年「小説推理」です。

 

株式会社双葉社|本の詳細 | Presents|ISBN:978-4-575-51240-3

 

女性が一生のうちにもらう贈り物、

というテーマで書かれた12編の短編小説となっています。

 

飛ばさずはじめから順に読んでいけば、

生まれた頃から死ぬ間際までの人生の順になっています。

 

Presents (小説) – Wikipedia

 

12編のうち

2編『Presents〜合い鍵〜』『Presents〜うに煎餅〜』は映画化もされています。

 

さて、あなたはどのプレゼントに共感するでしょうね。

 

 

目次・内容

 

Presents #1 名前        Presents #2 ランドセル

Presents #3 初キス       Presents #4 鍋セット

Presents #5 うに煎餅      Presents #6 合い鍵

Presents #7 ヴェール      Presents #8 記憶

Presents #9 絵         Presents #10 料理

Presents #11 ぬいぐるみ     Presents #12 涙

 

この小説は女性の立場で書かれています。

でも男性の僕でも共感するところは色々あります。

 

実体験も兼ねて、12編のうち2つほど紹介します。

 

1つは「名前」。

うちも2人の子は僕が名前をつけました。

この短編のように、子供がどう思ってくれているか、気になるところです。

 

名前に仁義礼智信などが入っていると大変です。

僕の名前は信秋です。10月生まれです。

人を裏切る行為なんて、絶対できません。

 

 

もう1つは「ヴェール」。

場面は結婚式、新婦にヴェールを渡す4人の友人の1人が「千尋」。

まさにうちの長女の名前です。

ここでは千尋は新婦の友人ですが、

いつかうちの娘にもそんな日が来るのかなあなんて思いながら読みました。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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