小笠原マルベリー

カラシナの花・・小さな黄花がかわいい


 

概要

 

2月初旬、

集落の空き地でカラシナ(アブラナ科・外来種)が咲いていました。

ひょろっとした茎の先で、黄色の小花が風でそよいでいました。

 

カラシナは、セイヨウカラシナともいわれます。

食用になる植物で、葉は食用で、辛みがあります。

生でかじっても辛みはあります。

種子はマスタードの原料となります。

 

小笠原ではアブラナ科自生種はなさそうです。

 

アブラナ科カラシナの特徴として長日植物というのがあります。

つまり、日照時間が長くなると花芽をつけるのですね。

20110363.pdf (takii.co.jp)

 

 

 

 

和名

 

カラシナは「芥菜」と書きます。

カラシというのは、

マスタードの原料になる種子が由来のようですね。

 

 

 

 

 

全体の様子

 

空き地では群生して生えています。

草丈はせいぜい1m程度。

茎が細く、風が吹けば、よく揺れています。

 

 

 

 

花と葉

 

茎の先に総状花序がのびて花を咲かせます。

 

普通は2-3月頃が花期です。

 

 

花は黄色4弁。

おしべは6で、外側に小形のものが2、中央部(内側)に大型のものが4(四長雄しべ)。

雌しべは1(2心皮性)。
   

 

葉は大きめで、縁には鋸歯がりギザギザです。

 

 

 

 

見るには?

 

2月ごろから集落内の空き地や庭で出ています。

特にツアーで紹介することはないです。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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