小笠原は赤花だけのルリハコベ(アカバナルリハコベ)
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小笠原は赤花だけのルリハコベ(アカバナルリハコベ)
概要
3-4月頃に,
花期となる一年草のアカバナルリハコベ(サクラソウ科・外来種)です。
開けた道端や芝地、山頂付近の浅い土壌の場所などでよく咲いています。
色は目立つけど、かなり小さな花です。
草丈も、父島で見るのはほとんどが5-10㎝程度で、かなり低いです。
アカバナルリハコベは、
ルリハコベの変種あるいは花だけ赤花に変異したものと考えられています。
小笠原で赤花ではないルリハコベを見ることはまずありません。
本種は外来種なので、
島に持ち込まれたものが赤花タイプだったのでしょうね。
アカバナルリハコベは「赤花瑠璃繁縷」
ハコベ似ている青い花でルリハコベです。
(ハコベはナデシコ科、ルリハコベはサクラソウ科)
ルリハコベの赤花タイプでアカバナルリハコベです。
花
1cm円程度の小さな花をたくさんつけます。
花は赤(朱色)5裂、おしべ5、めしべ1です。
5弁のように見えますが、5裂ですね。
花の中央部は柔毛におおわれています。
これはおしべの花糸が花冠の裂片と合着したものです。
見るには?
本種は背丈の低い草本なので、
地をはうような芝地などで出ています。
また、
草刈したあとの背丈の高い草が生えていない状況の場所などでも出ています。
山頂付近の浅い土壌の場所でも出ています。
景観やも森歩きツアーで見られたところで紹介しています。
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