「コウモリ類の進化史を解明」(研究成果・東大サイトより)
目次
「コウモリ類の進化史を解明」(研究成果・東大サイトより)
研究成果概要
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部サイトによると、
本研究成果は、国際学術誌「Current Biology」に日本時間’21/3/6付で掲載されました。
コウモリ類の進化史を解明 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部 (u-tokyo.ac.jp)
20210306-2.jpg (812×591) (u-tokyo.ac.jp)
<論文>
Embryonic evidence uncovers convergent origins of laryngeal echolocation in bats
研究者のサイト:tnojiri (webnode.jp)
この研究では
「共通祖先が飛行能力の獲得→ 3つの大系統に分岐→
2つの大系統が個別に超音波利用能力を獲得」
という進化シナリオを突き止めました。
<他の研究成果など>
研究成果 | 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部 (u-tokyo.ac.jp)
オオコウモリ類
超音波を利用しない1つの大系統はオオコウモリ類です。
つまり共通祖先が飛行能力を獲得し、3つの系統に分岐したあと、
オオコウモリ類は超音波を獲得する必要がなかった?獲得できなかった?(例外あり)
ということです。
オオコウモリ類は、夜行性で、
植物性のもの(花密・果実・葉など)を餌にしています。
夜間、目視で飛んで、
小笠原での観察から考えても、餌を探すのは嗅覚によるのだろうと考えます。
陸上の夜行性ほ乳類も目視で行動しています。また嗅覚も敏感です。
オオコウモリ類は日中の生息地も洞窟ではなくて樹上です。
コウモリの超音波は進化の過程で獲得しているので、
オオコウモリ類の生態からすると、
超音波はいらなかったということでしょうか?
上記の考察は私見です。
きちんとしたデータに基づくものではありません。
オオコオウモリ類が超音波を使わない理由の研究成果があれば教えて下さい
小笠原では
小笠原でのコウモリ類はオガサワラオオコウモリのみが生息します。
父島には300-400頭程度生息します。
小笠原群島、火山列島に生息します。
海洋島なので、祖先種が、海を飛んで渡ってきたのですね。
小笠原では観光資源としても、
夜間の観察がナイトツアーで実施されています。
マルベリーでもナイトツアーを催行しています。
見られる確率は100%近いです。
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