夜明・湾岸道路での自生植物(35)トキワサルトリイバラ
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夜明・湾岸道路での自生植物(35)トキワサルトリイバラ
夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は90種類ほどあります。
奥村・旭橋から時計回りで、主には見られた順に紹介していきます。
(35)トキワサルトリイバラ(シオデ科・広域分布種)
つる性半低木で、雌雄異株のトキワサルトリイバラ。
3-4月頃が花期です。
つる性なので、他の樹木にからまって生え、
先端部が下の方に垂れ下がっているところもあります。
小笠原で自生のつる性植物は複数ありますが、
本種は葉が丸っこいので、一目で分かります。
分布は父島・兄島・母島・向島などです。
父島では各所にぽつぽつと生えています。
この夜明・湾岸道路ルート沿いでは、
夜明道路沿い(旭平から中央山にかけて)わずかに見られます。
島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
和名
トキワサルトリイバラは「常磐(常葉)猿捕茨」と書きます。
常緑(トキワ)のサルトリイバラの意味です。
サルトリイバラは、トゲがあり、猿もからまるというような意味のようです。
しかし、トキワサルトリイバラにはトゲがなくなっています。
サルトリイバラはサンキライ(山帰来)ともいわれています。
雄株の花(雄花)
花期は3-4月頃。花序の先に複数の花をつけます。
花被片は6(萼片3、花弁3)、おしべ6。
花被片の先が反ります。
花被片は6(萼片3、花弁3)、おしべ6。
花被片は花弁3の方が小さめです。
おしべは6、めしべは退化。
雌株の花(雌花)
花期は3-4月頃。花序の先に複数の花
花被片は6(萼片3、花弁3)、めしべ1。
花被片の先が反ります。
花被片は6(萼片3、花弁3)、めしべ1。
花被片は花弁3の方が小さめです。
めしべ1(柱頭3)、おしべは退化。
葉
葉は対生。
葉の形は丸っこく円形-広卵形。
果実
直径1cm以下の小さな果実(球果)。
のちに赤熟します。
ツアーでは
おもに森歩きツアーで紹介します。
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