小ぶりな黄花のケキツネノボタン
目次
こぶりな黄花のケキツネノボタン
概要
’21年4月下旬、
北袋沢の道端でケキツネノボタン(キンポウゲ科・外来種)が咲いていました。
草丈20-30cm程度で、こぶりな黄色の5弁花です。
本種は道沿いなどで野生化していますが、
それほどあちこちに多数というほどでもありません。
似た仲間で、キツネノボタンとケキツネノボタンがあります。
ケキツネノボタンは茎などに毛があるのが、わかりやすい違いのようです。
小笠原にはキツネノボタンはありません。
小笠原で見られるキンポウゲ科植物は、
本種(外来種)とムニンセンニンソウ(固有種)の2種のみです。
和名
ケキツネノボタンは、
毛のあるキツネノボタンで、「毛狐の牡丹」です。
茎にケ(毛)があり、葉がボタン(牡丹)にやや似ているようです。
キツネが毒や嫌のものという意味で、
本種が毒草であることからキツネ(狐)とついたようです。
実際の様子
草丈は20-30cm程度までが主です
花はこぶりで、黄色の5弁、おしべ多数、めしべも多数。
花の拡大。おしべ多数、めしべも多数なのがわかります。
葉は3出複葉、切れ込みの深い小葉は2-3裂。
小葉には鋸歯があります。
ケキツネノボタンのケ(毛)の所以は茎などに毛があること
はっきりと分かります。
見るには?
島内の道端など数カ所で野生化しています。
ツアーなどで紹介することはめったにありません。
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